
個人事業主になる場合、さまざまな準備が必要です。住所印などのはんこの用意も、忘れてはいけません。個人事業主がはんこを買う場合おすすめなのがネット通販です。というのは、ネット通販ではんこを買うことには多くのメリットがあるからです。
この記事では個人事業主に必要なはんこの種類や、ネット通販を利用するメリットなどについて詳しく解説します。
個人事業主に必要なはんこの種類とは
個人事業主に最低限必要なのが、「銀行印」と「認印」です。このふたつのはんこがあれば、とりあえずは個人事業主として働き始められます。開業する際には役所に開業届を提出しなければなりませんが、開業届に押すはんこは認印で十分です。
「実印」までは必要ありません。銀行印も、すでに個人用のものを持っているのなら、新しく作らなくても仕事はできます。とはいえ個人事業主として事業を行う場合、事業用のはんこをいくつか新しく用意した方がなにかと役立つのは事実です。
セットでまとめて買っても、素材にこだわり過ぎなければそれほど費用はかかりません。個人事業主として開業する際、用意しておきたいはんこは「丸印」と「事業用の銀行印」、「角印」と「住所印」、そして「実印」の5種類です。
「丸印」とは代表者印(事業用の認印)のことです。個人用の認印とは別に新しく作りましょう。代表者印(認印)は契約書などビジネス上で重要となる書類に押すものですが、見栄えのよい丸印には相手に信頼感を与えやすいという特徴があります。
イメージの問題ではありますが、商売には信頼感がとても重要です。さらに丸印には、仕事に対するモチベーションがアップするという効果も期待できます。丸印を作ることにした場合、屋号入りの「屋号印」にすると個人用の認印と間違えにくいのでおすすめです。
また屋号印は、将来的に会社を立ち上げる際、「会社の実印」としても使えます。事業用の銀行印は、事業用の銀行口座を開設するときに必要です。ただ、個人用の銀行印を使いまわすことは可能ですし、銀行印の届出が不用な銀行も増えてきています。
絶対に作らなければならない、というわけではありません。届け出た銀行印は、あとで変更することも可能です。とりあえず個人用の銀行印で事業用の銀行口座を開設し、必要となった際に事業用の銀行印を作るというのもよいでしょう。
とはいえあとから事業用の銀行印を作るとなると、また手間がかかります。事業用の銀行印が含まれている、個人事業主向けのはんこセットというお得なセットもあります。手間暇や送料などを考慮すると、事業を立ち上げる際にまとめて作っておいた方が有利になる場合もあることは覚えておきましょう。
「角印」は、見積書や領収書などに押すはんこです。名前どおり、四角なものがほとんどです。丸印でも代用はできますが、セキュリティの観点からも別に角印を用意しておくのがよいでしょう。「住所印」とは、住所や電話番号、屋号や代表者名などが入った、大きめのはんこのことです。
住所印に関しては、次のコーナーでより詳しく解説します。「実印」は不動産契約をする場合などに必要ですが、個人用のものがすでにあるのならそれで十分です。
住所印の作り方
住所印というと、住所が入った単なるゴム印だと思うかもしれません。ところが住所印は、手形や小切手の署名代わり(金融機関に記名判(署名判)として登録する必要あり)にも使えるという、実はとても重要なものなのです。
そのことも踏まえたうえで、住所印を作りましょう。また住所印には、「手書きの手間がいらない」ことと「書き間違いをなくせる」こと、そして「手書きよりも見やすい」というメリットもあります。これらのメリットを享受するためにも、安易に考えずに作るのが肝心です。
住所印にはさまざまな要素を入れることができますが、主な要素は屋号、代表者名、住所です。電話番号やメールアドレス、HPのURLなどは必要に応じて入れましょう。住所印で大切なのが、書体です。書体により、見栄えや読み取りやすさが変わります。
記名判(署名判)として登録する住所印は、悪用を防ぐためにも別に作るのがよいでしょう。記名判には楷書体がおすすめです。領収書や封筒などに押す住所印には小さくても読みやすいゴシック体が適していますが、好みやデザインにより明朝体でもかまいません。
明朝体には、漢字が多くても読みやすいという特徴があります。レイアウトには縦型と横型があります。情報量が多い場合には、横型がよいでしょう。代表者名だけのようなものは、スリムな縦型でも大丈夫です。縦型と横型を、それぞれ用途ごとに複数作っておくとなにかと便利です。
個人事業主向けのはんこを手に入れる方法

個人事業主向けのはんこは、街なかのはんこ屋さんやネット通販で買うことができます。事業用のはんこはオーダーメイドで作るものなので、100均ショップで売っているような、いわゆる三文判は適していません。街なかのはんこ屋さんとネット通販には、それぞれメリットとデメリットがありますが、総合的に判断するとネット通販がおすすめとなります。
ただし馴染みのはんこ屋さんで買いたいという思いがある場合は、この限りではありません。自分に合った方を選びましょう。
個人事業主向けのはんこを通販で買うメリットとは
個人事業主向けのはんこをネット通販で買うメリットは3つです。ひとつめは、「いつでもどこからでも注文できる」ことです。個人事業主になるには多くの準備が必要なので、はんこ屋さんまで出かけていく暇がない場合があります。
はんこ屋さんには定休日もありますし、営業時間も限られています。ネット通販なら、スマホでいつでも注文可能です。自宅はもちろん、移動中でも注文できます。これはとても大きなメリットだと言えるでしょう。ふたつめは、「豊富な選択肢の中から時間をかけずに選べる」ことです。
はんこ屋さんはスペースの関係上、どうしても品揃えには限界があります。ネット通販はその点でも有利です。在庫を多数揃えられるため、希望に沿ったはんこを選べます。複数のはんこを見比べるのが容易で、時間があまりかかりません。
選択肢が多く、しかも選ぶ時間を節約できるのは、個人事業主にとってはありがたいことです。3つめのメリットは、「価格が安い」ことです。ネット通販は店舗を構える必要がないので、その分価格を安く設定できます。割引キャンペーンをしていることも多く、お得にはんこを揃えられます。
個人事業主向けのセットが充実しているのも、ネット通販のよい点です。送料がかかったり、触り心地を確認できなかったりするというデメリットもありますが、それ以上にメリットが豊富なのが、ネット通販なのです。
ネット通販で事業用はんこを買うならこのお店!
ネット通販で事業用はんこを買うなら「ハンコヤドットコム」がおすすめです。個人事業主向けの「個人開業応援セット」の品質がよく、見栄えもよいからです。またそのセットには、オーダーメイドのシャチハタ式住所印を加えることもできます。
まとめて手に入るので、余計な手間がかかりません。個人事業主向けのはんこを買うなら、ハンコヤドットコムがよいでしょう。
ネット通販で個人事業主向けのはんこを揃えよう!
個人事業主向けのはんこは、何度も買い替えるようなものではありません。頻繁にはんこを変えていては、取引先の信頼度が下がってしまいかねません。個人事業主向けのはんこはじっくりと探し、満足のいくものを選ぶのが肝心です。
そういう意味からも、選択肢の豊富なネット通販を利用するのがおすすめです。ネット通販で個人事業主向けのはんこを揃え、開業に備えましょう。